安売りしているとつい買ってしまったり、SNSでオススメされていると欲しくなっちゃうんだよね。
世の中に溢れている”モノを買わせようとする誘惑”に打ち勝つためにはどうすればいいの?
こんな疑問に答えます。
結論は、ずばり「”本当に必要なモノ”を”必要な時”に”必要な量”だけ買う」ことです。
世の中に溢れている”モノを買わせようとする誘惑”に打ち勝つには、「本当に必要なモノか?」買う前に冷静な気持ちで自問自答することが大切。
自分自身にとって本当は必要の無いモノを買ってしまう事態を避けていけば、次第に支出も減っていきます。
不要な支出を無くして有意義にお金を使いましょう!
それでは詳しく解説していきます。
月々の支出額を把握する
支出を削減するためにまず最初に取り組むべきこと。
それは「月々の支出額を把握する」ことです。
なぜなら、何にいくら使っているのかが把握できればムダづかいしている部分も自ずと見えてくるから。
ここで、日本人の平均的な支出額を総務省「家計調査報告(家計収支編)」で見てみましょう。
どこに多くのお金を使っているのか、自分の家計支出額とぜひ比べてみて下さい。
勤労者がいる「単身世帯」「2人世帯」「4人世帯」のそれぞれの家計支出をグラフにすると次の通り。
月々の平均支出額(合計)は次の通りでした。
- 単身世帯:236,034円
- 二人世帯:408,614円
- 四人世帯:454,804円
なお、支出の中で最も多くを占めているのは「非消費支出」です。
これは税金や社会保険料など自分自身で自由にならない支出ですので、どう頑張っても削減できません。それ以外の部分(消費支出)で支出の調整に努めましょう。
まずは「毎月何にいくらぐらい使っているのか」月々の支出額を把握することが大切。
上で紹介した日本人の平均支出額と比較して、ムダづかいしている部分を洗い出しましょう。
ムダづかいしている気はないのに支出が多い?
月々の支出でムダづかいしている部分が見つかれば、あとは簡単。
ムダづかいしている部分を削るだけです。
でも、ムダづかいしている気が無いのに支出額が多い場合も…。
これといってムダづかいしているつもりは無いんだけど、毎月支出が多いのはなんで??
そんな場合は、「自分にとって本当に必要なモノか?」買う前に自問自答するのが有効です。
「そこまで必要じゃないモノ」にお金を使っているケースがいろんな場面であるはず。
どこにムダづかいしているか分からない場合は、まずは金額が多い部分を見てみましょう。
①食費:買い物リストを作る
食費の削減には、買い物リストが有効です。
リストを作ってあらかじめ買うモノを決めておけば、「買う必要の無いモノ」を買いたくなる誘惑に惑わされることもありません。
【自然派食材で食費がかさむ人】質を落とさず今すぐ始められる節約方法
固定費:一度削れば削減効果はずっと続く
食費含む「変動費」の削減には日々の努力が不可欠ですが、「固定費」は一度削ればその効果はずっと続きます!
1つ1つの削減額は微々たるものかもしれませんが、積み重なれば長期間でかなりの金額に。
ムダづかいしているつもりが無くても、「固定費」は一度見直してみましょう。
見直す際には、最初に契約した理由を改めて考えてみることが大切です。
もし「特に理由が思い出せない」「契約した当時と状況が変わった」などであれば、削減するチャンスです。
②通信費(スマホ):格安シムに乗り換える
通信費には「スマホ」「自宅のインターネット」「音楽/動画配信サブスク(Spotify・Apple Music・U-NEXT・Huluなど)」などがありますね。
スマホは大手キャリアから格安シムに切り替えるだけで月額料を大幅カットできます。
正直、こんなに簡単に支出を削減できる方法はあまりありません!
多くの人が使う昼の時間帯に通信速度が遅くなったりすることはありますが、普段使いする分には全く気になりません。
また既に格安シムを契約している方は、毎月使用する通信料に応じてプランを見直すことも検討してみて下さい。
②通信費(自宅のインターネット):用途に応じて業者を変える
用途に応じて自宅のインターネット業者も見直ししてみるといいかもしれません。
思ってたよりも自宅にいる時間が少ない!なんて場合にはポケットWifiに切り替えるのもアリです。
テレワーク中心かと思ったけど、意外と家にいる時間が少ないかも…。
そんな場合は安くなるチャンスです。
②通信費(音楽/動画配信サブスク):使っていないなら即解約
「楽しそう!」と思って始めた音楽/動画配信系のサブスクもいつの間にか使わなくなってたりしませんか?
もし使っていないならすぐに解約しましょう。
もしまた使いたくなったら、その時に改めて契約すればいいだけですからね。
③住居費(賃貸):状況が変われば住まいも変えるチャンス
いろいろと悩んで決めた住居も、住んでみた結果使い勝手が悪かったりする場合があります。
また、当時と働き方など状況が変わっているなんてケースもありますよね。
駅近が良いと思って少し高い家賃のところに住んでるけど、意外と電車使わなかったり。
住まいも使い方に応じて見直してみるといいかもしれません。
④光熱費:契約アンペアを最適化する
電気代は契約アンペアを下げることで電気代の基本料金を削減することができます。
普段使っている家電製品を思い出してみて、もし契約アンペアを下げても支障が無ければぜひ実践してみて下さい。
必要だから買ってるんじゃないの?
とはいえ、”必要じゃないモノ”を必要じゃないと分かっていてわざわざ買う人なんていないですよね。
買う瞬間は
これは必要だ!
と”価値”を感じて買っているはず。
ただ、モノを買うときに感じている”価値”は、実は買う側によって作られているものかもしれません。
モノを売る側は、さまざまなテクニックを駆使してモノを買わせようとしてきます。
例えば、
- 買った後に自分がどう幸せになるか具体的なイメージを買い手に持たせる
- 需要に比べて供給量が少ないと価値があるものと感じる
など。
つまり、
売る側によって”作られた価値”ではなく、自分自身が本当に感じている価値に基づいて買い物ができるようになればムダづかいは減るはずです。
そのために、自分にとって「本当に必要なモノか?」と自問自答することはとても大切です。
まとめ
今回は不要な支出を削減する方法について解説しました。
- 支出を削減するには、まずは月々の家計状況を把握することが必要。ムダづかいしている部分が分かればその部分を削る。
- ムダづかいしているつもりは全然無いのにお金が出ていってしまっている!そんな場合は買う前に「自分にとって本当に必要なモノか?」自問自答してみるのが有効。
世の中は”モノを買わせようとする誘惑”に溢れています。
最近買い物したもので、本当は必要じゃないのに買ってしまっているモノはありませんか?
そういったモノが少なくなっていけば、自ずと支出も削減できるはずです。
今回解説した方法を実践して、自分にとって”本当に必要なモノ”にお金を使えるようになりましょう。