手組みホイールを自分で組んでみたいけど、できるか不安…。
組み立てのコツとかがあれば教えて欲しい!
こんな悩みに答えます。
結論は、ずばり「やってみると意外とできる」です。
手組みホイール組立のコツはとてもシンプル。
「サイクルパラダイス」さんのYoutube動画を見ながら組み立てるだけ!
それだけで初めての手組みホイールでもなんとか形にすることができました。
今回は、実際に自分で組んでみた感想とか注意した点を中心に解説したいと思います。
現在、片道20kmの道を自転車通勤してますが初めて自分で組んだホイールは好調そのものです!特に問題も生じていません。
手組みホイールを自分で組み立てる際の参考になれば幸いです。
それでは詳しく解説していきます。
実際に組み立てを行う際には自分自身の判断と責任に基づいて行なうようにして下さい。分からないときはお近くの自転車屋さんに相談して下さい。組み立ては自己責任でお願いします!
手組みホイールを自分で組み立ててみた
手組みホイール初心者の私が、ついに自分でホイールを組み立てる日がやってきました!
おこづかいの許す範囲で工具やパーツを少しずつ買い揃えてきたので、組み立てまで来たのはかなり感慨深いですねー。
しかし、初心者なのでどうやって組み立てれば良いのか分かりません…。
何か参考になるものが無いかと思い、ネットで検索すること数分…。
そこで見つけたのが、「サイクルパラダイス」さんのYoutube動画。
ブログなどでも情報はたくさんあるんですが、どうしても文字だけだと分かりにくい部分があります。
動画は長すぎず(10分ちょっと)、ポイントが分かりやすくまとまっているのでめちゃくちゃ参考になりました。
実際に組み立ててみた感想
手組みホイールって自転車の「上級者」って感じの雰囲気があって、初心者は手を出しにくいですよね。
自分で組み立てるのも相当難しいんだろうなーって思ってました。
でも、いざ自分で組み立ててみた感想としては、
やってみると意外とできるもんだな…。
といった感じでした。
想像していたよりも全然あっさり組めてしまい、今まで躊躇していた時間がもったいないと思ったくらいです。
やっぱり動画が分かりやすい
初心者の私でも案外すんなり組めてしまったのは、Youtube動画に依るところが大きいかもしれません。
私が参考にしたのは、「サイクルパラダイス」さんのYoutube動画です。
具体的には、次の2つの動画を見ながら組んでいきました。
【手組みの際に参考にした動画】
他にもブログや動画はあるんですが、「サイクルパラダイス」さんのは
- 時間が長すぎない
- 押さえるべきポイントが分かりやすい
という点で他のものより断然優れていました。
ちなみに、押さえるべきポイントの例としては
- バルブ穴からハブのロゴが見える位置で組む
- 仮組みのときニップルは均等に締めていく
- 振れ取りのときスタート位置を決めておく
などなど。
基本、動画を見ながら進めていけば初心者でも十分組めると感じました。
実際に組み立てを行う際には自分自身の判断と責任に基づいて行なうようにして下さい。分からないときはお近くの自転車屋さんに相談して下さい。組み立ては自己責任でお願いします!
動画以外で参考にしたもの
Youtube動画以外で参考にしたのは、「手組みホイールファン」さんの記事です。
こちらで以前紹介されていたのが、振れ取り台に「ダイヤルゲージ」を取り付けるということ。
振れ取りをする際に、目分量だと感覚に依存するためどうしても正確な作業はできません。
そこでオススメされていたのが、ダイヤルゲージを使うこと。
横振れと縦振れを確認する際にダイヤルゲージを使うことで、定量的に確認することが可能になります。
私はとりあえず、「縦振れ」を見るためにダイヤルゲージを1つ取り付けて振れ取り作業を行いました。
「感覚」も大事ですが、「数値」で見た方がより安心です。
ということで、初めての手組みホイールには「サイクルパラダイス」さんのYoutube動画がめちゃくちゃ参考になります。
もし、これから手組みホイールを組もうと考えているならぜひ1度見てみて下さい!
初心者が苦労した点
初めて手組みホイールを組み立ててみて、一番苦労した点はどこか?
それは、やはり「振れ取り」です。
振れ取り:ホイールが左右や縦に振れてしまう状態を修正するためにニップルを締める(あるいは緩める)作業のこと。
ホイールの振れは完全にはゼロになることはありません。
ですが、
初心者の私はどこで振れ取り作業を止めれば良いのか分からず、延々と時間を浪費してしまう事態に陥ってしまいました。
振れ取り作業では、「やめ時」を見極めることが大切です!
振れを気にし過ぎてしまった
初めての手組み作業でも、ある程度までは結構すんなり振れ取り作業は進められました。
でも、正直どこで振れ取りを止めれば良いのか「やめ時」が分からないんです。
振れ取り作業の終盤、こっちの振れが取れたと思ったら今度は別の場所で振れが大きくなってしまう…。
そんな状態が延々と続いてしまう「振れ取り沼」に突入。
初心者だからこそ、ホイールの「振れ」を気にし過ぎていました。
振れは完全にゼロになることはありません。
振れ取り作業にいくら時間を費やしても、ホイールの状態は残念ながら大して変わりませんでした。
振れ取り沼に入ってしまうと、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
「やめ時」を意識しながら振れ取り作業を行うようにしましょう!
スポークテンションがなかなか均等にならない
ホイールの「振れ」と併せて確認しなくてはいけないのが、スポークの「テンション」です。
ちなみに、「テンション」はスポークテンションメーターを使って確認しました。
当初、ホイールの「振れ」を無くせばスポーク「テンション」も自ずと均等になるものだとばかり思ってました。
が、実際にはそんなことはありませんでした…。
「振れ」がある程度なくなったところで「テンション」を見てみると、スポークごとにテンションはバラバラ…。
- ホイール全体の「振れ」
- スポークごとの「テンション」
この2つを同時に合わせ込むのに、結構苦労しました。
振れ取り作業の際にノートに「振れ」と「テンション」を記録しながら作業をすることで、どのスポークを調整すれば良いのかが分かるのでオススメです。
実際に私が組んだホイールの「(縦)振れ」と「テンション」の計測結果は次の通りです。
振れもテンションも極力均等にしたかったのですが、これが限界でした…。
それと、今振り返ってみると「仮組みのプロセス」が超重要だと感じました。
仮組みのときに如何に均等に組むかで、後々の作業がラクに進められるかどうかが決まる気がします。
仮組みだからといって、気を抜いてはいけません!
ということで、初めて手組みホイールを組み立てる際には「振れ取り」作業に注意して下さい!
終わりのない「振れ取り沼」にはまってしまうと抜け出すのに相当時間がかかってしまいます。
終わりのない道に迷いこまないように!
自分で組んだホイールに乗ってみた感想
工具類を買い揃えることから始めて、ようやく手組みホイールを自分で組み立てることができました。
自分で組んだホイールを自転車に取り付けて乗ってみた感想は、
思った通りスルスル回る!!
って感じでした。
今回、ハブに選んだのはSHIMANOのDURA-ACEハブ。
想像していた通り、スルスル回ってくれる優れものでした。
変えたのはフロントのみですが、それでも体感で分かるくらいに違いはありました!
最初は怖かった
初めて組んだ手組みホールを使うことについて、正直最初は怖い思いもありました。
走っている途中でスポークが折れたり、ホイールが外れるんじゃないかとか…。
そこで、使い始めに「慣らし運転」を数回行ってみました。
ホイールに問題がないことを事前に確かめることで、上記のような不安を払拭することができます。
実際に組み立てを行う際には自分自身の判断と責任に基づいて行なうようにして下さい。分からないときはお近くの自転車屋さんに相談して下さい。組み立ては自己責任でお願いします!
乗り心地は良い感じ
初めて組んだ手組みホイールですが、乗り心地は良い感じです。
片道20kmの自転車通勤に使用していますが、今のところ不具合等は一切ありません。
今後のアクション
手組みホイールを組んでみて今のところ使用上の不具合等もありません。
今後に向けたアクションとして、定期的な「振れ」「テンション」のチェックを忘れないように実施したいと思います。
なにせ、初めて組んだわけですから走行中に「振れ」や「テンション」に偏りが生じる可能性があります。
今のところ違和感などはありませんが、安全のためにもメンテナンスは欠かせません。
今回振れ取り台もスポークテンションメーターも購入したので、自宅でいつでも「振れ」「テンション」を見ることができます。
定期的にホイールの状態をチェックすることで、今後も安心して自転車に乗りたいと思います。
ということで、月並みな感想ですが自分で組んだ手組みホイールは最高です!
手組みホイールに興味がある場合は、ぜひ自分で組んでみることをオススメします。
まとめ
今回は、手組みホイールの組み立てについて解説しました。
- ホイールの手組みは、やってみると意外とできる。「サイクルパラダイス」の動画を見ながら作業をするとやりやすい。
- 振れ取り作業はやりすぎに注意。振れが完全にゼロになることはないので「やめ時」が肝心。
- 自分で組んだホイールに初めて乗る際は、数回慣らし運転をしてみて様子見するのがオススメ。
工具を買い揃えるところから始め、ようやく自分でホイールを組めるまでになりました!
今回組んだホイールは、「振れ」「テンション」の定期的なチェックを行いながら大切に使っていきたいと思います。
メンテナンスについては、また別の記事で解説します。