将来のために積立投資を始めてみた!
リスクを抑えるためにいくつか複数資産に分散投資しているけど、資産配分・積立金額は今のままで良いのかな?
今のポートフォリオで将来の必要資金が準備できるかどうか確認する方法を教えて欲しい!
こんな疑問に答えます。
今のポートフォリオで良いかどうか判断するためには、「複数資産を組み合わせた時の総合的なリスク・リターン」を把握する必要があります。
複数資産の総合的なリスク・リターンや月々の積立金額の確認には、本来複雑な計算が必要です。
でも「myINDEX」と「金融電卓」を使えば複雑な計算は一切不要!
資産配分の見直しや最適な積立計画の設定が簡単にできるようになります。
それでは詳しく解説していきます。
なお、実際に投資を行う際にはさまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なうようにして下さい。投資は自己責任でお願いします!
ポートフォリオの総合的なリスク・リターンを把握する
今のポートフォリオで将来の必要資金を準備できるかどうか確認するためには、「複数資産を組み合わせた時の総合的なリスク・リターン」を把握する必要があります。
複数資産を組み合わせたポートフォリオ全体のリスクを確認するためには、本来複雑な計算が必要です。
え!?複雑な計算とかムリ!
安心して下さい。便利なツール「myINDEX」を使えば複雑な計算は一切不要なんです!
「myINDEX」は株式や債券などの複数資産に分散投資した場合の、過去20年の実績を分析してくれる優れもの。
各資産の配分比率か資産金額を入力するだけで、過去20年の実績データとして「平均リターン」「リスク」「シャープレシオ」を算出してくれます。
試しに、私個人のポートフォリオで入力してみます。
過去20年の平均リターン・リスク・シャープレシオは次の通りでした。
分析結果は過去の実績なので、未来を保障するものではありません。
今のポートフォリオで問題無いか確認する上では、まず「ポートフォリオ全体のリスク・リターン」の把握が必要です。
「myINDEX」を使えば誰でも簡単に過去20年の実績データを確認することができます。
月々の積立金額を確認する
ポートフォリオ全体のリターンが分かれば、目標とする金額を準備するために必要となる月々の積立額が計算できます。
月々の積立額を確認するには「金融電卓」を使います。エクセルでも可能なんですが、「金融電卓」はエクセルのような数式を組む必要はなくサクッと計算できちゃうのでオススメです。
この金融電卓。実はamazonなどで購入することもできます。
でも、簡単な計算であればこちらのサイトで提供されているもので十分です。
操作は簡単で、将来必要となる金額や積立期間などを次のように入力するだけです。
- PV(現在価値):最初の資金
- FV(将来価値):目標金額
- i(割引率):ポートフォリオ全体の利回り【年率】
- n(回数):積立期間【年数】
すべて記入した後、「PMT(定期支払額)」をクリックすると、必要な積立投資額【年間】が出力されます。
なお、お金が手元から出ていく場合は(マイナス)表記となるので注意して下さい。
試しに、次の条件で計算してみます。
「元金100万円を期待リターン8.5%で30年運用して5,000万円到達するには月々いくら積立が必要か?」
それぞれの数値を次の通り入力します。
- 最初の資金(PV)=-1,000,000[円]⇐お金が手元から出ていくので(マイナス)
- 目標金額(FV)=50,000,000[円]
- ポートフォリオ全体の利回り【年率】(i)=8.5[%]
- 積立期間【年数】(n)=30[年]
結果は「PMT=-309478」となりました。
「PMT」も積立投資としてお金が手元から出ていくことになるので(マイナス)で出力されます。
出力された結果は年間で必要となる金額なので、月々にすると約25,790円(309,478円÷12ヶ月)の積立が必要だと分かります。
このように、月々の積立金額は「金融電卓」を使って簡単に計算することができます。
資産配分の見直しや積立計画の修正もできる
便利なツールを活用すれば、資産配分の見直しや積立計画の最適化も簡単にできちゃいます。
方法としては、
- 「myINDEX」の資産配分を変えてみる
- 「金融電卓」の積立金額・積立期間・目標金額を見直す
があります。
①「myINDEX」の資産配分を変えてみる
「myINDEX」ではリスク・リターン表を作成してくれるので、自分のポートフォリオがどの位置にあるのかが簡単に分かります。
もっとリターンが欲しいな
リスクが高すぎるからもっと抑えたい
リターンを維持しながら、リスクを減らすにはどんな資産配分が良いのかな?
などなど、リスク・リターン表を確認しながら資産配分を変えることが可能です。
また、過去起きた暴落時のパフォーマンスも見ることが可能です。
例えば、私のポートフォリオではリーマン・ショック時のパフォーマンスはマイナス26.4%でした。
「株式だけ」もしくは「先進国REITだけ」保有していたとしたら、パフォーマンスはもっと酷かったことが分かります。
このように暴落時のパフォーマンスも確認できるので、リターンだけでなくリスクにも注意を払いながら資産配分を調整することが可能です。
②「金融電卓」の積立金額・積立期間・目標金額を見直す
例えば「金融電卓」で計算した月々の積立金額が5万円だった場合、実際の積立金額が3万円だったとしたらどうすればいいでしょうか?
このまま積立を継続しても目標金額に到達しない可能性が大きい…。
積立金額を3万円から5万円に引き上げるのが1つの方法です。
でも、それが難しい場合は改めて「金融電卓」を使って次の通り計算してみましょう。
- 積立期間(n)を増やす
- 目標金額(FV)を低くする
金融電卓で計算した積立金額が実際の積立金額と同程度になるよう積立計画を修正しましょう。
またポートフォリオを見直して利回りが向上した場合には、新たな利回りを使って金融電卓で月々の積立金額を確認して下さい。
便利なツールを使えば、資産配分の見直しや積立計画の修正など複雑な計算も簡単にできます。
まとめ
今のポートフォリオで問題ないか確認するためには「複数資産を組み合わせた時の総合的なリスク・リターン」を把握する必要があります。
今回は、複雑な計算を一切行わずにポートフォリオ全体のリスク・リターンや積立金額を確認する方法について解説しました。
- 「myINDEX」を使えば、複数資産を組み合わせた時の総合的なリスク・リターン(過去20年の実績)を確認することができる。
- 「金融電卓」を使えば、目標金額・利回り・積立期間を入力するだけで月々に必要な積立金額を簡単に計算できる。
ツールを使えば複雑な計算は一切使わずに、資産配分の見直しや積立計画の修正も可能です。
ぜひ活用してみて下さい!