SCHWINN CUTTERの漕ぎだしが重い!どうにかしたいなー。
もっと快適に乗りたい!良い方法を教えて!
こんな疑問に答えます。
ずばり、「ピストバイクを快適にしたいなら足回りのカスタムがおすすめ」です。
ボトムブラケット(BB)やクランクは自転車の中でも一番負荷がかかる部分。
足回りの剛性・耐久性がアップすると自転車そのものの信頼感も格段にアップします。
足回りのカスタムは見た目あんまり変わりません。でも、乗り心地は全く別物の自転車に変わります!体験したい人はぜひ検討してみて下さい。
それでは詳しく解説していきます。
PhilwoodのOBBとMICHEのダイレクトクランク
私のSCHWINN CUTTERには、ボトムブラケットにPhilwoodのOutboard BBを付けています。
Philwood: outboard bottom bracket (stainless), HOLLOWTECH 2/STANDARD
また、クランクはMICHE PISTARDのダイレクトクランクをセット。
MICHE: クランクセット PISTARD2.0, 50T/165mm/PCD144mm
安いピストバイクでも快適に乗りたい
BBとクランクは自転車の心臓部と言われています。
自転車はペダルを漕ぐ力がチェーンを伝って後輪に伝達し、後輪が回転することで前に進む仕組み。
BBやクランクは、その一連の動作の中で超重要な回転部分を担っているわけです。
SCHWINN CUTTERは漕ぎだしが重い
SCHWINN CUTTERの唯一と言っていいデメリットが「重い」ということ。
フレームがハイテンなので、頑丈ですがその分重量もあります(およそ12kg!)。
他の10万円以上する完成車だと8~9kgくらいだったりするので、その差は歴然。
当然、車体が重いので漕ぎだしも重くなってしまいます。
スピードに乗れば気になりませんが、街中でストップ・アンド・ゴーを繰り返す場合は苦労します。
BBやクランクは高価!
そんなデメリットを改善するには、BBやクランクなどの足回りを変えるのが一番。
でもBBもクランクもなかなか高価!
SCHWINN CUTTER完成車が5~6万円程度なので、値段的には完成車よりも高くなることも。
つまり、
BB+クランクの値段>SCHWINN CUTTER(完成車)の値段
こんな感じです。
私自身、値段が高いので購入に至るまでかなり悩みました。
でも、いろんなサイトやブログを見た結果として
費用対効果は高い!たぶん!
ということで購入を決意。
今振り返ると、その判断は間違っていなかったと思います。
どうせなら長く使えるやつ
パーツ自体が比較的高価なのと普段あまり触らない部分なので、どうせ変えるなら長く使えてメンテナンスフリーなものが良いですよね。
そこで私は、BBはPhilwoodのoutborad BB、クランクはMICHEのダイレクトクランクを選びました。
PhilwoodのBBはメンテナンスフリーで使えて、剛性・耐久性に優れているとのこと。
クランクはPhilwoodに合うもので、かつ手に入りやすいということでMICHEを選びました。ダイレクトタイプのクランクは、漕ぐ力を逃がさずに文字通り”ダイレクト”に自転車に伝えることができるらしいです。
もっと詳しい特徴は、自転車屋さんのサイトとかを参考にしてみて下さい。
足回りのカスタムは見た目が地味だけど
BB・クランクを変えた感想を一言で表すと、
あれ!?同じ自転車?
って感じです。
自転車の乗り心地というか特に最初の漕ぎだしが、全く別の自転車のように変わりました。
今までよりも全然軽い力でスタートできるし、その後もスルスル滑らかに進みます。ストップ・アンド・ゴーも全然苦になりません。
BBやクランクは自転車の中でも一番負荷がかかる部分なので、剛性・耐久性がアップしたことで自転車そのものに対する信頼感みたいなものも格段にアップしました。
安いピストバイクでも足回りを変えると全く別の自転車に変わります。
もっと快適に乗りたいなら、カスタムを検討する価値は十分にあります。
パーツを交換するときの注意点
①BBを挿入するときにねじ山を傷付けないように
私が最初に困ったのは、新しいBBが全く入らなかったところ。
新しいBBが手回しである程度までフレームに挿入できるはずなんですが、これが全然入らず…。規格は合っているはずなのに。
無理してねじ山を傷つけるのも怖い。自転車屋さんに相談だ!
自転車屋さんでタップを切ってもらったところ、難なくBBを取り付けることができるようになりました。
無理やりBBを挿入するとねじ山を傷つける可能性もあるので、不安なときは自転車屋さんに相談しましょう!
②PhilwoodのBBに付属しているスペーサーについて
もう1つ困ったのが、PhilwoodのBBに付属している2.5mmのスペーサーです。
最初、何のためにあるのか全く分からず捨てようかと思ったくらい。
でも、実は超重要なものでした!
なぜなら自転車やクランクとの組み合わせによって、BBと一緒にスペーサーを挿入する必要があるからです。スペーサーがないとうまくハマらないんです。
しかも左右どっちでもいいというわけでもないのが困ったところ。「左右どっちにいくつ必要なのか」忘れてしまうと、クランクを再度取り外す羽目になります。
ちなみに、SCHWINN CUTTERの場合:
「PhilwoodのOutboard BB(BBシェル幅68mm)」+「MICHE PISTARD2.0ダイレクトクランク」の組み合わせで「進行方向”右側”にスペーサー1つ」入ります。
まとめ
今回は、価格お手頃なピストバイクであるSCHWINN CUTTERを快適にするための方法について解説しました。
- 足回り(BB・クランク)を変えると、安い自転車でも断然快適になる。
- ずっと使うならPhilwoodのOutboard BBとダイレクトクランクのセットがおすすめ。値段は高いけど、費用対効果は抜群!
足回りのカスタムは見た目地味だけど、乗り心地は全く別の自転車に変わります。
もし「漕ぎ出しが重いなー」とか「もっと快適に乗りたい」と思ったら、足回りのカスタムをぜひ検討してみて下さい。