家計状況を把握して支出を管理できるようにしたい!オススメの家計簿アプリってどれ?
家計簿アプリといえば「マネーフォワードMe」と「Zaim」が有名みたいだけど、どっちが良いのか比較してほしい!
こんな疑問に答えます。
結論は、ずばり「有料で良いならマネーフォワードMe、無料で使いたいならZaim」です。
家計簿アプリといえば「マネーフォワードMe」と「Zaim」!
しかし、マネーフォワードMeは2022年12月7日から無料版の口座連携数が4つに制限されてしまいました。
家族の家計収支を一括で管理するには口座数がどうしても足りません…。
でも、Zaimは無料版でも口座連携数は無制限!
どうしても無料で家計簿アプリを使いたかった私は、2022年12月にマネーフォワードMeからZaim(無料版)に移行しました。
そんな私がZaimに移行して分かったこと、両アプリの無料版比較について解説したいと思います。
自分に適した家計簿アプリを選ぶ上で、今回の記事が参考になれば幸いです。
それでは解説していきます。
家計簿アプリの使い方
私が家計簿アプリに求めるのは、ずばり「家計収支の見える化」です。
- 今月入った給料できちんとやりくりできているか?
- 使い過ぎている項目がないか?
など、家計が正常に回っているかどうかチェックしたい。
自分で家計簿を作成しようにも、家族分の収支を管理するのはとても大変…。
そのため、銀行引き落としや日々行う買い物の記録が自動で収集され家計簿を作成してくれる「家計簿アプリ」が欠かせません!
グラフ化も自動でしてくれるので、家族で家計状況を共有するのも簡単です!
さらに家計簿アプリは月々の家計収支だけでなく、「資産運用」にも使えるようになっています。
株式や投資信託など保有する金融資産と住宅ローンなどの負債を連携すれば、資産総額の把握もできるようになります。
ただし、「月々の生活費(ウン十万程度)」と「家計資産の総額(数百~数千万程度)」では桁が1つ2つ違うため一緒に管理するのはあまり適していません。
資産残高がものすごくあるように見えると、節約する気持ちも失せてしまいます…。
そのため、我が家では「月々の収支」だけを家計簿アプリで記録するようにしています。
マネーフォワードMeの良いところ
家計簿アプリとしてマネーフォワードMeが提供しているサービスは「全ての面で優れている」と思います。
私は2022年12月までマネーフォワードMeの無料版をずっと使ってきましたが、不満な点は全くありませんでした。
2022年12月以降別の家計簿アプリに移行しましたが、改めてマネーフォワードMeの良さを感じています。
家計収支がリアルタイムで把握できる
家計簿アプリは自身の口座情報を自動でアプリに集約してくれますが、マネーフォワードMeでは連携口座の情報をいつでも手動で更新することが可能です。
連携している口座情報を全て一括で更新する「一括更新」は有料版のみのサービスですが、無料版でも1つ1つ更新すれば全く問題ありませんでした。
更新が手動でできれば、「今月あといくら残っているのか?」といった確認がいつでもできるようになります。
レシート読み取りも優秀
クレジットカードや電子マネーでの支払いであればアプリで情報を収集してくれますが、現金払いをした場合は自分でアプリに情報を入力する必要があります。
その際に便利なのが、「レシート読み取り機能」。
いちいち金額や品目を手入力しなくても、アプリを使ってスマホカメラで撮影すればレシートの情報を読み取って集計してくれるサービスです。
我が家では食料品などを中心にまだまだ現金払いの部分が多いため、レシート読み取り機能を多用していました。
家計簿アプリによって金額や品目を正しく読み取れる「精度」が変わりますが、マネーフォワードMeの読み取り精度は非常に高いと感じています。
2022年12月から口座連携数が4つに制限
そんな優れたサービスを提供しているマネーフォワードMeですが、2022年12月7日から無料版の口座連携数が4つに制限されてしまいました。
家族の家計収支を一括で管理するには口座数が4つではさすがに足りません…。
月額500円のプレミアムサービスに登録すれば、口座連携数の上限はなくなります。
上述の通り提供しているサービスは非常に優れているため、月額500円の価値は十分にあると思っています。
しかし、いろいろ検討したあげく結局Zaimの無料版に移行しました。
その辺りは別の記事で解説しているので、詳細はこちらを読んでみて下さい。
マネーフォワードMeは家計簿アプリに求める全ての機能/サービスのレベルが非常に高いと感じています。
有料版の家計簿アプリなら、「マネーフォワードMe」一択!
Zaimに移行して分かったこと
マネーフォワードMeの口座連携数上限が4つに変更されたのをきっかけに、Zaimの無料版に移行しました。
Zaimを半年程度使った感想は、ずばり「不満な点はあるものの家計収支の見える化は可能かな?」といった感じ。
当たり前かもしれませんが、Zaimでは無料版でできることにかなり制限がかけられている印象があります。
マネーフォワードMeと比べて劣っている部分は多々あるものの、「家計収支の見える化」含め家計簿アプリとして最低限欲しい機能はZaimでも一通り揃っています。
ここからはZaimを使ってみて分かったことについて紹介します。
無料版では連携口座の情報更新が手動でできない
Zaimの無料版では連携情報の更新が手動ではできません!
それぞれの口座情報が自動更新されるのを待つことになるため、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。
カード払いの情報が反映されるのに、長い時は1~2週間程度かかることも。
マネーフォワードMeでは実現できていた「今この瞬間にいくら残っているのか?」を確認することができなくなりました。
マネーフォワードMeを使っていたときは手動更新を多用していたため、その機能が使えないことに最初はかなり不便さを感じていました。
実は、これに関連してもう1つ不満な点があります。
マネーフォワードMeでもZaimでも同じなんですが、連携口座から収集されアプリに自動入力される情報には何らかの修正が必要なことが多いです。
そのため私は現金払い・カード払いに関わらず全てのレシートを保管しておき、ある程度レシートがたまったタイミングでチェックするようにしています。
その際、
- 現金払い ⇒ 金額と品目をアプリに入力。
- カード払いやECサイト等での支払い ⇒ 自動入力された情報のチェック、必要であれば修正/補足など
といった作業を行い、入力/確認が終わったレシートは捨ててます。
この時に連携口座の情報更新が手動でできると、たまっていた全てのレシートを処理することができるんですが…!
連携口座の情報更新が手動でできない場合、たまっていたレシートの一部は口座情報が更新されるまで残しておく必要性がでてきます。
これが非常に不満でした!
いまはすっかり慣れて不満は感じなくなりましたが、やはり連携口座情報を手動で更新できる機能はほしいですね。
レシート読み取り機能が優秀じゃない
Zaimのレシート読み取り精度は、マネーフォワードMeのそれと比較して優秀とはいえません。
金額の誤りが多く、品目名称などもうまく読み取れていないこともしばしば…。
そのためZaimを使い始めてからは、現金払いしたものに対して
- 大きな分類分け(食料品なのか消耗品なのかなど)
- 合計金額
のみをサクッと手入力するのみになりました。
レシート読み取り機能は、あれば大変便利ですがなくても何とかなります!
無料版では仕訳のカテゴリー編集ができない
家計簿をつけていると、その時々でうまく分類できない支出が出てくるもの。
あれ?これは消耗品かな?それとも別の品目かな?
お酒は食料品とは分けて分類したいなぁ。
などなど。
そんなときに、便利なのが「仕訳のカテゴリー編集」機能です。
自分好みに新しい分類を追加できれば、上記のような悩みもなくなりますよね。
しかし!
なんと、Zaimでは仕訳のカテゴリー編集は有料版のみ。
無料版では自分好みに編集できないため、デフォルトで設定されている仕訳カテゴリーから選択しなくてはいけません。
マネーフォワードMeでは自分好みにカテゴリー編集できていたので、最初は戸惑いましたがいまでは慣れました。
むしろ、不要なカテゴリーを増やしすぎなくて済むので良い側面もあります。(と自分に言い聞かせてます)
Zaimでは無料版にかなり多くの制限がかけられているものの、家計簿アプリとして最低限必要な役割は果たしていると言えます。
どうしても無料で家計簿アプリを使いたいならZaimでなんとかなる!
まとめ
今回は、家計簿アプリの代表格である「マネーフォワードMe」と「Zaim」について解説しました。
- 有料でも良いなら「マネーフォワードMe」一択!家計簿アプリに求める全ての機能が高いレベルで利用可能。
- どうしても無料が良いなら「Zaim」の無料版。有料版と比較して制限されている機能は多々あるものの、最低限家計簿アプリに必要な機能は使える。
マネーフォワードMeからZaimに移行してみて、いろいろ不便な点が分かりました。
しかし、やっぱり「無料で使える」という点は値段以上の魅力があるもの。
私は、もうしばらくZaimを使っていきたいと思います!
今回の記事を参考にして、自分に適した家計簿アプリを検討してみて下さい!