早期退職(FIRE)したいけど現実的に何歳くらいなら可能なの?
子供がいるけど早期退職(FIRE)できる?
こんな疑問に答えます。
結論は、ずばり「子供の教育費がかからなくなった年齢で早期退職するのがベスト」です。
子供にかかる教育費は子供1人当たり約1,000万円!
進路によって教育費は大きく上下するため、子供の教育費にお金がかかるうちは安定した収入を確保した方が安心です。
「どういう状況なら安心して早期退職(FIRE)できるのか?」よく考えてみましょう!
それでは詳しく解説していきます。
早期退職(FIRE)の目標設定
「いつ早期退職(FIRE)するのが適切か?」については個人差はありますが、将来予想される支出を踏まえて計画を立てることが大切です。
なぜなら、予想できない大きな支出がある状態では早期退職は難しいからです。
「早期退職」「FIRE」について
まず「早期退職」とは、一般的には50歳前後までに自由な時間を持つために仕事を辞めることを指します。
年金を受給できる年齢になる前に退職するわけですから、ある程度の貯蓄や投資を行う必要があります。
また「FIRE」は上記と同様に、貯蓄や投資によって早期に経済的自立を達成して自由なライフスタイルを送ることを目指す考え方です。
早期退職(FIRE)するために考えること
「いつ早期退職するのが適切か?」を考える際には、以下の点を考慮することが重要です。
①貯蓄や投資の目標設定
早期退職をするには、一定の貯蓄や投資が必要不可欠です。
達成したい目標金額に対して現在の貯蓄や投資の状況を把握し、目標達成までにどのくらいの期間や努力が必要かを確認する必要があります。
②将来の支出見込み
家族の状況を踏まえて、今後どのような支出が発生するのか考慮することが大切です。
住宅ローンや老後の生活費などを見込んでライフプランを立てる必要があります。
予想される支出から①の目標金額を設定します。
③目標/ライフプランの見直し
状況に応じて①で設定した目標金額を変更したり、②で見積もった支出を減らすためにライフプランを見直すことも大切です。
早期退職(FIRE)の計画をたてる上では、「将来の支出がどれくらいなのか?」が重要なポイントになります。
早期退職(FIRE)する年齢はいつが良いのか?
家族を養う(子供がいる)会社員が早期退職(FIRE)するタイミングとしては、「子供の教育費がかからない年齢」が良いと個人的には思います。
子供の教育費は予想できない部分があるため、教育費が発生する期間中は安定した収入源がある方が安心です。
人生の3大支出
早期退職(FIRE)の計画を立てる上では、今後どのような支出が発生するのか考慮する必要があります。
人生の中で金額が大きいと言われている支出には次のものがあります。
①住宅購入費
住宅購入費が高額だった場合、早期退職によってローンの返済に支障をきたす可能性がでてきます。
必要に応じてローンの繰り上げ返済することで、早期退職(FIRE)前にローンを完済しておく方が安心です。
早期退職(FIRE)を考える際には、ローンの返済計画をきちんと把握しておきましょう。
②老後の生活費
「人生100年時代」と言われている現代では、早期退職(FIRE)に際して「老後の生活費」は必ず考えておかなければいけない項目です。
生活費は人によってさまざまなので、自分自身の生活を振り返りつつ老後をどう過ごしたいのか考えることが大切。
ちなみに、老後生活費の目安は「現役時代の7割」です。
老後の生活費について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にして下さい。
③子供の教育費
子供の教育費は一人当たり1,000万円が目安と言われています。
ただし、教育費は公立/私立や一人暮らし/自宅から通い等によって大きく変化するため注意が必要です。
「高校まで全て私立」+「一人暮らしで私立大学に通う」場合には、3,000万円程度必要になることも!!
子供の教育費について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にして下さい。
①「住宅購入費」や②「老後の生活費」と比べて、③子供の教育費は事前に見積もることが難しい部分があります。
「子供の教育費がかからない年齢」で早期退職(FIRE)を考える
親であれば「なるべく子供の希望をかなえてあげたい」と考えるもの。
早期退職により収入が無くなることで、子供の進路を制限するようなことは避けなければいけません。
そのため、子供の教育費がかからない年齢までは安定した収入源は確保しておいた方が安心でしょう。
家族を養う必要がある場合は、ある程度早期退職(FIRE)の時期を先延ばしして考えることも必要です。
子供がいるなら、「子供の教育費がかからない年齢」で早期退職(FIRE)するのが現実的だと思います。
早期退職(FIRE)後の人生をどう過ごすか?
早期退職までの計画を立てることは必要ですが、その後の計画はもっと重要です!
早期退職後の人生を充実させるためには、自分にとって意義のある活動や趣味に取り組むことが大切です。
早期退職すると、その後の人生は非常に長いものになります。
50歳で早期退職した場合、仮に100歳まで生きるなら退職後の人生は50年もあります!
退職後には仕事や職場での社交を失い、孤独感や退屈感に陥る可能性も。
自分にとって意義のある活動や趣味に取り組むことで、充実感や満足感を得ることにつながります。
また、趣味や興味があることに時間を使うことで新たな知識やスキルを身に付けることができ自己成長につながるとも言えます。
退職後の活動や趣味
自分にとって意義のある活動や趣味には、以下のようなものが挙げられます。
- ボランティア活動や社会貢献活動
- 芸術や文化に触れること(美術館や博物館めぐり/音楽鑑賞/映画鑑賞など)
- スポーツやアウトドア(ジョギング/登山/釣りなど)
- 語学学習や読書、執筆活動など
せっかく努力して早期退職を達成したのに、その後の人生で孤独感や退屈感を感じてしまうのは本末転倒です。
「早期退職(FIRE)」は、その後の人生をより豊かなものにするためにあるべきです!
ちなみに私は、コーヒーとピストバイクが好きなので退職後はそれらに係る活動や趣味を行っていきたいと考えています!
まとめ
今回は、早期退職(FIRE)のタイミングについて解説しました。
- 早期退職(FIRE)は、将来考えられる支出を踏まえて計画することが大切。
- 人生の3大支出のうち「子供の教育費」は不確定要素が多く、前もっていくらかかるか見積もることが難しい。
- 子供がいるなら、「子供の教育費がかからない年齢」で早期退職するのが現実的。
早期退職のタイミングは人によってさまざまですが、「どういう状況なら安心して早期退職できるのか?」考えることで答えが見つかるはず。
今回の記事を参考に、早期退職のベストなタイミングについて考えてみて下さい!