家計管理ができなくて、お金が全然貯まらない!
上手に家計管理ができる方法を教えて欲しい!
そんな疑問に答えます。
- 使用用途に応じてお財布(=銀行口座)を使い分ける
- 家計管理の基本的な考え方
- 私の事例紹介
- 新しい口座を作る時のポイント
今回は複数の銀行口座を使い分けて家計管理する方法について解説します。
実際に私が実践している方法をご紹介しますので、参考にして下さい。
私は結婚してから現在に至るまで、なぜか家計管理担当を任命されています。他に任せられる人材もいないので、いろいろ試行錯誤してきました。
その結果、なるべく手間をかけずに必要な資金を貯められるように複数口座を使い分けることに。
おかげで、ここ数年は無駄な出費を抑えつつ、必要な資金を貯めることができるようになっています。
今回ご紹介する方法はあくまでも私自分の生活スタイルに合わせた方法なので、もっといい方法があるかもしれません。自分の性格・生活スタイルにあったやり方を見つける上での参考として頂ければ幸いです。
使用用途に応じてお財布(=銀行口座)を使い分ける
正直に言うと、私はお金があればあるだけ使ってしまう性格です。
独身時代はほとんど貯金できていませんでした。お金がかかる趣味を持っていたわけでもないのに、毎月お給料日前になると生活が苦しかったのを覚えています。
そんなわたしですが、結婚と子供ができたことをきっかけに将来のことを考えるように。
不幸にも妻も私と似たような性格。どうにかしないと生活が苦しくなるのは目に見えていました。
考えた末、家計管理がしやすいよう使用用途に応じてお財布(=銀行口座)を使い分ける方法に辿り着きました。
家計管理の基本的な考え方
私がどのように複数の銀行口座を使い分けているのかについて解説する前に、家計管理を行う上での基本的な考え方について書いておきます。
私の基本的な考え方としては、以下の2点。
- 将来の必要資金は先取貯蓄
- 余ったお金の範囲内でやりくりする
詳細について解説します。
①将来の必要資金は先取貯蓄
将来必要となる資金は給料天引きで別口座に移します。
私も妻もお金があればあるだけ使ってしまう性格なので、1つの銀行口座でやりくりしているとお金がものすごいスピードで無くなってました。
そのため、将来の必要資金は使われる前に別の口座に避難させなくてはなりません。
将来必要となるお金は人それぞれだと思いますが、私が現在貯めているのは「子供の教育資金」、「住宅購入資金」、「老後資金」です。
資金が必要になる時期と金額から逆算して毎月いくら積立てれば良いのかを計算します。
毎月の積立額が分かれば、給料天引きで別口座に移すだけ。あとは基本ノータッチ。
教育資金と老後資金の考え方については別記事で纏めていますので参考にして下さい。
将来必要となる資金は給料天引きで別口座に移します。
余ったお金の範囲内でやりくりする
将来の必要資金を避難させた後、残ったお金の範囲内で日々の生活をやりくりします。
食費や日用品費、お小遣いといったものを予算毎にそれぞれ別のお財布(口座)に割り振ります。
予算は過去の実績を踏まえて設定しています。
あと、先取貯蓄でお金を避難させすぎてしまうと、余るお金がほとんどなくなってしまう事態になりかねないので注意しています。
先取貯蓄を始めてすぐの頃は、将来の不安からかあまりに多くのお金を先取貯蓄に回そうとしていました。そうすると当然ですが、余るお金がほとんど無いため生活が苦しくなってしまいます。将来のために今の生活ができなくなってしまっては本末転倒ですからね。
日々の生活が苦しくなり過ぎないように、先取貯蓄に回すお金は少しずつ調整しています。
私の事例紹介
複数の銀行口座をどのように使い分けているのか私の事例を紹介します。
私はメインとなる口座1つとそれ以外のサブ口座を次の表の通り使い分けてます。
現在使っている銀行 | 使用用途 | 口座を作った理由 | |
メイン口座 | 楽天銀行 | 公共料金やクレジットカードなどの引き落とし 投資用として開設している証券口座への送金 | 引き落としの回数に応じて優遇あり 証券口座との連携が簡単 |
サブ口座 | ソニー銀行 | 「食費・日用品費」用 普段の生活で最も頻繁に使用 | 現金引き出し手数料が無料となる回数がなるべく多い |
サブ口座 | 三井住友銀行 | 私の「お小遣い」用 コンビニやネットで使うことが多い | キャッシュレス決済が便利 |
サブ口座 | 三菱UFJ銀行 | 上記以外もろもろ |
メイン口座
メイン口座の主な使用用途は、公共料金やクレジットカードなどの引き落としと投資用として開設している証券口座への送金です。
そのため、引き落としの回数に応じて優遇されたり、証券口座との連携が簡単だったりというところをポイントに銀行口座を選びました。
メイン口座については別の記事で詳細を解説しています。良ければ参考にして下さい。
サブ口座
サブ口座の主な使用用途は、「食費・日用品費」と「お小遣い」です。
私も妻もお金があればあるだけ使ってしまうため、使用目的毎に口座を分割することにしています。「食費・日用品費」、「お小遣い」を予算毎にそれぞれ別のお財布(口座)に割り振るイメージです。
会社によっては給与支払いの口座を複数選択できるところもあると思います。あらかじめ決めた予算金額を各口座に振り込んでもらうよう指定しておけば、お給料が出たときに自動的に割り振ってくれるためとっても楽ちんです。
「食費・日用品費」用の口座は普段の生活で最も頻繁に使うもの。口座のお金を現金化して使うことも多いです。現金引き出し手数料が無料になる回数がなるべく多い銀行口座を選んでいます。
「お小遣い」用の口座はコンビニやネットで使うことが多く、キャッシュレス決済がほとんど。そのため、デビットカード機能はもちろんのこと、電子マネー機能がキャッシュカードに付帯できる銀行口座として選んでいます。
私が使っているサブ口座については別の記事で詳細を解説しています。良ければ参考にして下さい。
新しい口座を作る時のポイント
もしこれから新しい銀行口座を作るのであれば、自分がよく使うシーンを思い出してみて下さい。
お金を預ける・引き出すという意味ではどの銀行も同じですが、それぞれ特徴があります。
例えば、現金化することが多いなら引き出し手数料無料になる回数が多い銀行口座。キャッシュレスなら各種”ペイ”と連携しやすい銀行口座が個人的にはおすすめです。
無駄に口座を増やしすぎると、どの口座を何の目的で開設したのか分からなくなってしまいます。口座を閉鎖する手続きはどの銀行でも面倒です。新しい口座を作る前に、本当に必要かどうか改めて自問自答してみると良いかもしれませんね。
家計管理を目的として新しい口座を作る場合は、使用用途に合った銀行口座を作るように心がけて下さい。
まとめ
- 将来の必要資金は先取貯蓄、余ったお金の範囲内でやりくりする
- 日々の生活が苦しく過度に苦しくならないように、先取貯蓄に回すお金は調整する
- 「食費・日用品費」「お小遣い」と使用用途に応じてお財布(=銀行口座)を分割
- デビットカードで使い過ぎを防ぐ
なるべく手間をかけずに必要なお金を貯められるよう、家計管理を行う方法について解説しました。
私のようにお金があればあるだけ使ってしまう性格の人もそうでない人も、複数口座を使い分けることで上手に家計管理を行うことができるようになります。 今回の記事を参考にぜひ実践してみて下さい!