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マネー教育にもなる?子供のお小遣いをお手伝いに応じて与えるようにした話

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子供のお小遣いに悩む親1

そろそろ子供にもお小遣いを与える年齢。でも、いくらぐらいあげればいいんだろうか?

子供のお小遣いに悩む親2

お小遣いを通して子供にマネー教育をしたいけど何かいい方法は無いかな?

こんな疑問に答えます。

”働くことで賃金を得る”ということを子供に理解してもらうことで、お小遣いを通じたマネー教育を実践できます。

方法は至って簡単!

お家の家事を子供にお手伝いしてもらい、その報酬としてお小遣いを与えるようにするだけです。

シャイボ

実際に、小学生の我が子でも実践中です。

お小遣い制度を上手く活用すれば、子供のお金に対する世界を広げるきっかけ作りができるようになります。

それでは詳しく解説していきます。

お小遣いはいくらが妥当か?

金融広報中央委員会が行った調査によると、小学生~高校生の7割強以上がお小遣いをもらっているとのこと。

お小遣い額の相場は次の表の通りです。

小学生なら月500円・中学生なら月1,000円・高校生なら月5,000円程度が相場のようですね。

すこし古いデータですが、お小遣いの金額を設定する上で参考にしてみて下さい。

子供に伝えたいお金の考え方

子供にはぜひ、基本的な”お金の流れ”を理解してもらいたいところ。

「世の中にどういう仕組みでお金が回っているのか」が分かれば、お金に対する世界も広がるはずです。

「誰かの役に立つこと」と「お金」は交換されている

藤野英人さんの「14歳の自分に伝えたい「お金の話」」ではお金の役割について次のように書かれています。

お金の役割とは「人と人とが価値を交換する、あらゆる活動の媒体になること」

14歳の自分に伝えたい「お金の話」より

「誰かのために何かをつくる」または「何かをしてあげる」という行動が、「お金」と交換されるというわけです。

シャイボ

正直、親である私自身はお金に対してこのように考えたことはありませんでした。

もし子供の頃に教わっていたらお金との接し方はもっと違っていたはず。

子供にはぜひ「誰かの役に立つこと」と「お金」は交換されているという事を理解してもらいたいです。

またお小遣いを実際に使ってみることで、お金と自分の欲しいモノ・サービスと交換する感覚も養ってあげたいですね。

お金を使うことで経済の流れを生み出している。これも「14歳の自分に伝えたい「お金の話」」で紹介されている考え方です。

”働くこと”だけが経済活動に参加する手段ではなく、”お金を使うこと”も立派な経済活動です。

経済活動に参加する経験も大事なマネー教育になります。

お小遣い制度によって、子供がお金に対して考えるきっかけ作りができれば最高ですね。

お小遣いは報酬制がおススメ

お小遣いは報酬制(家事をお手伝いしてもらい、その報酬としてお小遣いを与える制度)がおススメです。

なぜなら、報酬制を導入すれば子供にもお金の基本的な流れを理解してもらえるからです。

お手伝いメニュー

たとえば、「洗濯物を干したら20円」「料理の手伝いをしたら50円」などのようにお手伝いのメニュー毎に料金を決めておきます。

アイコン名を入力

子供はお小遣いが欲しい時に自分でお手伝いのメニューから好きなものを選んで、お小遣いを稼ぐことができる仕組みです。

お手伝いのメニューと金額の一例は次の通り。

しごとメニューきんがく
せんたくものほし(ひとやま)30えん
せんたくものとりいれ10えん
せんたくものしわけ(ひとやま)
(じぶんのせんたくものはすぐかたづける)
20えん
なまゴミ+ダンボールすて20えん
トイレそうじ50えん
ベランダそうじ(ほうきがけ)20えん
ベランダそうじ(ゆかモップ)10えん
ベランダそうじ(ぞうきんがけ)30えん
テレビのそうじ(ゆか・テレビモップ)10えん
キッチン+おとうさんべや+キングクローゼットのそうじ(ゆかモップ)10えん
キッチン+おとうさんべや+キングクローゼットのそうじ(ぞうきんがけ)30えん
ろうかそうじ(ゆかモップ)10えん
ろうかそうじ(ぞうきんがけ)30えん
こどもべやそうじ(ふとんあげ+おもちゃかたづけ+ルンバ)120えん
引用元:「お金に強い子供の育て方」

お小遣いはマネー教育の最適な教材

「誰かの役に立つこと」と「お金」は交換されているという事を理解してもらうためには報酬制が有効です。

何もしなくても定期的にお小遣いが貰える”定額制”と違い、働くこと(人に貢献すること)で対価として賃金を得ている感覚を養うことができます。

また、自分で稼いだお小遣いを自分で使ってみることも「経済活動に参加する」貴重な経験になります。

払ったお金が会社の打ち上げとなり、売り上げのお金を元手にしてその会社で働く人たちの給料が支払われる。

このようにして世の中にお金が回っていることを、子供に理解してもらうのにお小遣いはとてもいい教材になります。

中学生以降では報酬制は難しいかも

とはいえ、お小遣いの金額が大きくなると報酬制だけで払うのが難しくなります。

中学生のお小遣い相場は1,000~2,000円、高校生のお小遣い相場は5,000円です。これだけの金額は日々の手伝いだけではカバーしきれません。

子供が中学生や高校生なら報酬制ではなく定額制の方が適しているでしょう。

その代わりに、計画的にお金を使うために「お小遣い帳」を付けるなど別の方法を取り入れても良いかもしれません。

報酬制によってマネー教育を実践するのはお小遣い額がまだ低い小学生のうちが最適です。

まとめ

今回は子供のお小遣い相場と与え方について解説しました。

  • お小遣い額は、小学生なら月500円・中学生なら月1,000円・高校生なら月5,000円程度が相場。
  • お金に対する大切な考え方:「誰かの役に立つこと」と「お金」は交換されている。そのことを理解してもらうために、お小遣いはとてもいい教材になる。
  • 家事のお手伝いによってお小遣いを稼ぐ報酬制は、働くこと(人に貢献すること)で対価として賃金を得ている感覚を養うことができる。

ぜひお小遣いを上手く活用して、子供のマネー教育を実践してみて下さい。

子供がお金に対する理解を深めるきっかけ作りをサポートできるといいですね。