メガバンク系の銀行は安心感あるし今までなんとなく使ってきたけど、ネットだといまいち使いづらいし他の銀行に変えてみようかな?
楽天はどんどん利用者が増えているイメージ。楽天銀行の口座を作りたいけどメリット・デメリットを教えて欲しい!
そんな疑問に答えます。
- 楽天銀行はユーザー数がどんどん増えてる
- 私が楽天銀行をメイン口座にした理由
- 楽天銀行のメリット・デメリット
今までメガバンクをメイン口座としていましたが、楽天銀行をメイン口座に切り替えて早5年以上経っています。
今回は、そんな私が楽天銀行を使って分かったメリット・デメリットについて解説します。
楽天銀行は楽天ユーザーにとってのメリットが盛沢山!使い勝手もいいので、メイン口座として十分使える銀行口座です。
ただ正直、楽天ユーザーじゃなければあえて選ぶメリットはありません!
それでは詳しく解説していきます。
楽天銀行はユーザー数がどんどん増えてる
楽天は2021年1月にネット銀行として初めて口座数が1,000万口座を突破。また、同年6月末には預金残高が6兆円を突破しました。どんどん使う人が増えてきていますね。
対して、メガバンクは手数料の改悪が相次いだりして使いづらいイメージがあります。
三井住友銀行では2021年4月以降に口座開設して、2年以上未利用の普通預金口座に「デジタル未利用手数料」として年間1,100円がかかるようになりました。
同様に、三菱UFJ銀行も2021年7月以降に口座を開設して、2年以上未利用の普通預金口座に「未利用口座管理手数料」として年間1,320円がかかるようになりました。
みずほ銀行はシステム障害が相次いで発生しており、2021年11月末にも金融庁から業務改善命令が出ていました。
一昔前はメガバンク系の口座と地元銀行の口座を作るのが当たり前で、ネット銀行はなんとなく危ないイメージでした。
でも最近は、ネット銀行が多く出てきていろいろなサービスを提供するように。どの銀行にするか選択肢が増えた分悩みますよね。
私自身、今までメガバンクをメイン口座としていましたが、楽天銀行をメイン口座に切り替えました。
私が楽天銀行をメイン口座にした理由
私は今まではメガバンクをメイン口座にしていましたが、5年以上前に楽天銀行をメインに変えました。
理由は、楽天ポイントがどんどんたまるから。
楽天銀行の口座開設する前から、ネットで買い物をするのに楽天市場はよく使っていました。
それ以外にもクレジットカード(楽天カード)を作ったり、投資用に証券口座(楽天証券)を開設したり。徐々に楽天のサービスを使い始めるようになっていったんですよね。
そうすると、銀行口座も楽天にした方が楽天ポイントが貯まりやすいことに気が付いたんです。
メガバンクはなんとなく安心感があるし、引き落としや振り込みなど普段使う上で特段不自由を感じることはありませんでした。なので、何か不満があってメガバンクから楽天銀行に切り替えたわけではありません。
ただ、それまではメガバンクの口座1つだけでした。私の性格上、お金はあればあるだけ使ってしまいます。口座にお金があるかと思ってついつい使ってしまい、お金が全然貯まらなかったんですよね。
なんでお金が貯まらないんだ?!
あまりのお金の貯まらなさに悩んだ結果、複数の口座を使い分けることにしました。
複数口座を使い分けて家計管理を行う方法については別の記事で解説しています。こちらも参考にして下さい。
当初は楽天銀行をサブ銀行にと思って開設したんですが、メインとして使うことで楽天ポイントがどんどんたまることに気づいてしまいました。
ちなみに、2021年12月はこんな感じ。普通に使っているだけでこうやって毎月ポイントがたまっていくんです。
徐々にメガバンク口座に預けていた資金を楽天銀行に移して、現在では楽天銀行をメイン口座として使うようになりました。
楽天銀行のメリット・デメリット
私が5年以上楽天銀行を使ってきて分かったメリット・デメリットについて解説します。
メリット
メリットは次の4点です。
①ハッピープログラムで手数料が優遇される
楽天銀行には「ハッピープログラム」というものがあります。簡単に言うと、楽天銀行を使えば使うだけ優遇を受けることができる仕組み。
例えば、給料・ボーナスの受取口座に設定したり、公共料金等の引き落とし口座に設定したり。その取引ごとに点数が加算され、加算された点数に応じて優遇を受けることができるんです。
ステージ | ATM利用手数料 (無料回数) | 他行振込 手数料 | 楽天ポイント 獲得倍率 |
スーパーVIP 残高300万以上または取引30件以上 | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 |
VIP 残高100万円以上または取引20件以上 | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 |
プレミアム 残高50万以上または取引10件以上 | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 |
アドバンスト 残高10万以上または取引5件以上 | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 |
ベーシック エントリー | ー | ー | 1倍 |
取引が多ければ多い分、ATM利用手数料や他銀行への振込手数料が無料になる回数を増やすことができます。
②楽天証券との連携で普通預金金利がアップ
私は楽天銀行以外にも、個別株式や投資信託などへの投資を目的として楽天証券の口座も開設してます。
現在は「老後資金」用として毎月一定額をインデックスファンドに積立投資するのにメインで使っています。
会社員とインデックス投資の相性が良いことについて別記事で纏めています。会社員でインデックス投資をまだ始めていない方は参考にして下さい。
https://businesspersonfinancialfreedom.com/index-funds-for-office-worker/楽天銀行と楽天証券には「マネーブリッジ」と呼ばれる双方の口座を連携するサービスがあります。
「マネーブリッジ」によって、投資をする際に銀行口座から証券口座にお金を移したり、投資した資金を回収する際に証券口座から銀行口座にお金を移すのがとてもスムーズになるんです。
さらに「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行での普通預金金利がなんと年0.10%に!
2021年12月時点でメガバンクの普通預金金利が0.001%なので、その100倍の金利が付く計算です。
③スマホアプリが使いやすい
今は各種銀行がネットでの取引に対応しています。わざわざ窓口やATMに行かなくてもスマホで振込とかができちゃう便利な時代です。
銀行によってはセキュリティを意識しているせいか、ログインがやたら面倒なところもあります。しかも、取引ごとにワンタイムパスワードとか要求されたらもう勘弁です。
でも、楽天銀行はスマホアプリが使いやすいと個人的には思ってます。
面倒なパスワードを入力しなくても指紋認証でログインできるし。振込も簡単にできちゃうんですよね。
私はブラウザで済ませられるものはスマホアプリを極力ダウンロードしたくない性分なんですが、楽天銀行のアプリは使いたいときにすぐ使えるので重宝してます。
④楽天ポイントがどんどんたまる
「ハッピープログラム」によって楽天銀行を使えば使うほど手数料が優遇される点は上で解説した通りですが、もう1つ大きなポイントがあります。
なんと取引ごとにステージに応じて楽天ポイントがもらえるんです!楽天銀行を使えば使うほど手数料が優遇され、かつ楽天ポイントもゲットできる。素晴らしい仕組みですねー。
さらに、他の楽天グループが出しているサービスとの連携でさらに楽天ポイントが貯まりやすくなっています。
例えば、楽天銀行でクレジットカード(楽天カード)の引き落としをすると楽天市場での買い物が+ポイント1倍に。
他には、楽天証券との連携(マネーブリッジ)によって、銀行口座ー証券口座間のお金のやり取りで楽天ポイントがもらえます。さらに、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントがもらえるので、投資をすればするほど楽天ポイントが貯まる仕組みになってるんです!
こんな感じで、楽天銀行を他のサービスと一緒に使うことで楽天ポイントがどんどんたまる仕組みになっています。
デメリット
デメリットは次の3点です。
①楽天銀行だけだと不足
楽天銀行を使っていて思うのは、これ一本だと厳しいなぁってとこですね。
理由は楽天銀行の口座が使えない場面がたまにあるから。
これは私だけかもしれませんが、自動引き落としの手続きとかで対象金融機関の中に楽天銀行が入っていないことがたまにあるんですよね。
メガバンクは一通り入っているのに、楽天銀行が入っていない。
なので、別途メガバンクの口座をいざというときの引き落とし用に持っておく必要があるんです。
ということで、楽天銀行だけだと生活する上で不便に感じることがたまにあるよ、っていうのがデメリットの1つです。
②他社グループが出しているサービス(電子マネーや各種”ペイ”)と連携できない
楽天以外の他社グループが出しているサービスと連携できないこともデメリットに感じるポイントの1つですね。例えば、電子マネーや〇〇ペイ。
楽天には電子マネーでいえば「楽天Edy」、〇〇ペイでいけば「楽天ペイ」があります。
でも、電子マネーは「iD」派だし、〇〇ペイは「ペイペイ」派なんです。
「iD」や「ペイペイ」の引き落としは楽天銀行が使えないため、別の銀行口座が必要になってきます。
仕方が無いと思いつつ、不便に感じるところです。
③メリットは全て楽天ユーザーだからこそのもの
最後はデメリットではありませんが、重要なポイントなので書いておきます。
上でメリットとして挙げたポイントはほぼ全て楽天ユーザーにとってうれしいことなんですよ。
楽天ユーザーじゃなければほとんど嬉しくないんです。
手数料の優遇があることと、スマホアプリが使いやすいことぐらい。それだったら、別のネット銀行でも良いはず。
楽天ユーザーじゃなければあえて選ぶメリットが無いよ、っていうのが最後のデメリット(?)です。
まとめ
楽天銀行のメリット
- ハッピープログラムで手数料が優遇される
- 楽天証券との連携で普通預金金利がアップ
- スマホアプリが使いやすい
- 楽天ポイントがどんどんたまる
楽天銀行のデメリット
- 楽天銀行だけだと不足
- 他社グループが出しているサービス(電子マネーや各種”ペイ”)と連携できない
- メリットは全て楽天ユーザーだからこそのもの
楽天銀行は楽天グループのサービスをよく使う人にとってはメリットがたくさんあります。
スマホアプリの使い勝手もいいし、メイン口座として十分使える銀行口座です。
ただ、「楽天市場はあまり使わないよ」って人や「証券口座は楽天じゃない方が良い」って人など、楽天のサービスを使っていない人にとってはメリットは特に無いです。はい。
楽天のサービスをよく使うけど、まだ楽天銀行の口座を開設していない人はぜひ検討してみて下さい!