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FIREのために支出を最適化する上で大切なこと|今を犠牲にしない

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FIREしたい人1

FIRE達成するために支出を減らすのを頑張ってきたけど、ちょっと疲れたかも…。

FIREしたい人2

将来のために今は我慢の時だと思ってるけど、ゴールが遠すぎる。

こんな悩みに答えます。

結論はずばり、「永遠に来ない未来のために”今”を犠牲にしない」ことです。

完璧な理想像を意識し過ぎると、いつまでたってもその理想像にはたどり着けず疲れてしまいます。

今ある幸せに幸福感を感じられるように、日々の些細なことにも感謝する気持ちを持ちましょう。

もし今の幸せに寄与しないものがあれば、それらを少しずつ排除していけば自然と支出を最適化できるようになります。

京都・竜安寺にある蹲踞(つくばい)に刻まれている有名な言葉があります。

吾唯足知(われ ただ たるを しる):「常に足りている」と自覚している人は不平不満が無く、心豊かな生活を送ることが出来る。

満ち足りた毎日を過ごすためのとても深いメッセージだと思います。

この境地に達することができれば、永遠にたどり着けない目標に疲弊してしまうことも無くなります。

この記事が、FIRE達成のために今の自分をすり減らすことを止めるきっかけとなれば幸いです。

それでは詳しく解説していきます。

支出を最適化する上で大切なこと

FIREを目指して日々支出を最適化しようと頑張っていると、つい「今」を犠牲にしてしまいがち。

しかし!

超理想的な未来のために、決して「今」を犠牲にしてはいけません!

理想像を意識し過ぎると、どうしても今が不幸に感じてしまいます。

支出の最適化は、あくまでも”ムダ”を無くすイメージでゆるく取り組むのがコツです。

「今」の自分を大切にする

今、身の回りにあるどんな些細な幸せにも感謝すること。

その気持ちがあれば、幸福感を感じることができます。

人は「過去」に生きているわけでも、「未来」のために生きているわけでもありません。

「過去」の栄光や失敗に思考が向いてしまえば、「今」の行動にブレーキがかかってしまいます。

また「未来」に思考が向きすぎていると、「今」とのギャップを強く感じてしまい幸福感を感じにくくなってしまいます。

影山知明さんが著書「ゆっくり、いそげ」の中で次のように述べています。

「いつまでにこれをやる」「こういう自分になる」が強く意識されると、「今」という時が常にマイナス状態になってしまう。常に自分が「目的地に辿り着いていない自分」「目標を達成していない自分」と認識されてしまうのだ。

「ゆっくり、いそげ」より

人は「今」この瞬間を生きています。

「今」という時を”プラスマイナスゼロ”の状態で捉えることが大切です。

そうすれば、次の行動がどんなものでも必ずプラスに働きます。

超理想的な未来のために、今の自分をすり減らす必要はありません。

「超未来志向」が向いている人もいる

とはいえ、「今」をマイナス状態と捉えてそれを原動力としている人も中にはいます。「超未来志向」みたいな人ですね。

それが合っていれば全然OKです。全く問題ありません。

シャイボ

個人的には(自分も含めて)、そうじゃない人の方が大多数なんじゃないかと思っています。

仮に目標を達成しても、次の新たな目標によって「理想的な自分には一生辿り着けないんじゃないか?」と考えてしまいます。

「超未来志向」は確かに”豊か”にはなれるかもしれません。

でも常に理想を追い求めて走り続けることに耐えられる人でもない限り、”幸せ”にはなるのは難しいのかなとも思います。

足し算ではなく引き算で考えてみる

理想のために何かを追い求める”足し算”の考え方ではなく、”引き算”の考え方を持つことが今の生活には必要です。

「今の自分に足りないモノ」をどんどん足していくのではなく。

まず、今の幸せを再認識し感謝すること。

その次に「自分の幸せにとって必ずしも必要じゃないモノ」があれば、それらを少しずつ取り除いていく。

そうすれば、幸福感を削ることなく支出を最適化できるようになります。

まとめ

今回は、支出を最適化する上で大切なことについて解説しました。

  • 理想的な未来のために、「今」を犠牲にしない。理想像を意識し過ぎると、「今」が常に”マイナス”状態となってしまい幸福感を感じられなくなってしまう。
  • 「今」という時を”プラスマイナスゼロ”の状態だと捉えれば、どんな行動も必ずプラスに働く。
  • 「自分の幸せにとって必ずしも必要じゃないモノ」があれば、それらを少しずつ取り除いていく。幸福感を削ることなく支出を最適化できるようになる。

理想像を意識し過ぎると、どうしても今が不幸に感じてしまいます。

「今」ある幸せに感謝する気持ちを持ちましょう。